第二回 大ぼら事業計画、どんな計画?

大ぼら事業計画とは、出来るか出来ないか分からぬ大ぼらを吹いて、実現を目指す計画に過ぎません。

まず、経営者として大ぼらを吹くことから始めます。

 

企業経営者として、つい常識な線引きをしてしまいそうですが、もっと夢を大きく掲げてみます。

とは言え、経営者として自分の理想とする状況(大ぼら)を設定するにしても、常識的な線引きとしては

  • 経営資源(ひと、もの、かね)+α(技術、情報etc)
  • 求める成果:成果物(もの、サービスetc)、財務指標(売上、利益etc)、規模

 あたりに落ち着きそうですが、あまり大上段に構えず気楽に考えます。

 

大ぼらを実現するため、複眼思考で複数の計画を考えます。

 

1.複眼1

 現状の延長線上での計画、リスク少、同じ土俵で勝負

  • プラン1A:既存顧客からの受注拡大⇒最も現実的、面白みに欠ける、効果少
  • プラン1B:新規顧客開拓による受注拡大⇒ちょっと背伸びした計画、経営者の腕の見せ所
  • プラン1C:新市場開拓(市場セグメントの転換)による受注拡大⇒賭けの要素大

 

2.複眼2

 同一事業領域での拡大、リスク中、強みを活かせる土俵で勝負

  • プラン2A:新機能追加による受注拡大:アイディア勝負、当たるも八卦当たらぬも八卦
  • プラン2B:新用途提案による受注拡大:同上
  • プラン2C:新商品開発による受注拡大:千三つに世界、かなり厳しいかも

 

3.複眼3

 他の事業領域への拡大、リスク大、門外漢の土俵で一発勝負

 

具体的な計画策定の要諦は、次回から考えていきます。

 

2020年05月04日